中国新聞 2008年6月25日付 内政・総合(3面) ネット上のソースなし
入港に地元反発
海自艦 初の訪中
音楽隊演奏は中止
指導部、国民説得に躍起
入港に地元反発
海自艦 初の訪中
音楽隊演奏は中止
指導部、国民説得に躍起
白地に十六筋の真っ赤な旭光が光る海上自衛隊旗が二十四日、中国広東省湛江市の軍港に入港した護衛艦「さざなみ」の艦上で翻った。旧日本軍の「旭日旗」と同じデザインの海自艦旗は、多くの中国人にとって過去の戦争を思い起こさせる「侵略」と「屈辱」のシンボル。「日本の軍艦を入港させるな」との反発が国民から上がる中、対日関係強化策の一環として戦後初となる自衛艦訪中を受け入れた胡錦濤指導部は、反対論が本格的な政府批判に転化することを警戒、国民の説得に懸命だ。
「何を口実にしようとも、日本軍が中国の土を踏むことに強烈に反対する」「複雑な心境だ。良心のない日本人に対する恨みが解けることはあり得ない」。さざなみ到着後、「新浪網」掲示板など中国国内のサイトは、自衛艦の入港に反対する書き込みであふれた。
埠頭でさざなみを出迎えたのは、地元政府関係者ら数十人だけ。市内には歓迎を表す横断幕も見当たらず、当局も国民の反発に相当、神経質になっている様子だ。
日中関係筋によると、中国国防省当局者は突然、二十六、二十七両日に湛江市中心部で予定していた海上自衛隊・呉音楽隊による演奏会の中止を「安全上の理由から」日本側に要請してきた。
「自衛隊員といっても、市民から見れば『日本軍人』。問題が起きれば、インターネットを通じて全国的な反日世論を誘発しかねない。慎重になるのは当然だ」。日中関係研究者の一人は当局をかばった。
一方、自衛隊は音楽隊に無駄足を踏ませるわけにいかず、さざなみの一般公開時に軍港内で演奏することに。さらに住民とのトラブルを避けるため、入港後の自由行動時も単独行動は慎み、制服を着用するよう隊員に指示。外出時は用意したシャトルバスに乗ることも決めた。
これに対して、さざなみを受け入れた胡指導部には、中国脅威論を背景にした欧米の対中けん制をかわし、国内で深刻化している環境問題などで日本の協力を引き出すためにも、対日関係改善は必要との戦略的判断があったとされる。「親中派とされる福田康夫首相の在任中に懸案の日中関係を前進させたい」(日中関係筋)との狙いがあるのは明らかだ。
日中関係の中で遅れているのが防衛交流。指導部の意向を受けた国内メディアは「既に大国になったのだから、中国人は自信を持って自衛艦入港を見守るべきだ」(環球時報・電子版)と、冷静な対応を国民に繰り返し呼び掛けている。
しかし、東シナ海ガス田問題について日本と共同開発で合意した中国政府の姿勢を「弱腰」と非難した反日・愛国主義的論調の勢いに陰りは見えず、胡指導部が今後対応に苦慮するのは確実だ。
写真 護衛艦「さざなみ」から四川大地震の支援物資を降ろす隊員=中国広東省湛江市 (共同)
中国新聞 2008年6月25日付 1面
呉海自艦が中国到着
「さざなみ」 地震見舞品も運搬
呉の海自艦が初訪中 大地震の見舞品も運搬 (ネット簡略版)
(紙面版)
【湛江(中国広東省)24日共同=渡辺靖仁】呉市の海上自衛隊呉基地所属の護衛艦「さざなみ」(四六五○トン、指揮官・徳丸伸一海将補)が二十四日、中国広東省湛江市に到着した。昨年十一月に中国海軍のミサイル駆逐艦が初来日したのを受けた日中防衛交流の一環で、自衛隊の艦艇として初の訪中。四川大地震被災者への見舞品も中国側に渡され、自衛隊による初の支援物資輸送となった。
日中防衛交流が新たな段階に入ることを意味するが、歴史問題から中国国内には自衛艦の受け入れ反対論もくすぶり、日中双方が中国国内の世論に神経をとがらせる中で訪問を実現させた。
入港歓迎の行事は一般の市民が入れない軍港の中で行われ、宮本雄二駐中国大使が「(自衛隊の艦艇が)中国に第一歩を示したことは画期的で歴史的」とあいさつ。中国海軍南海艦隊の蘇士亮司令員は記者団に「(四川大地震で)日本政府が初めて救助隊と医療チームを被災地に派遣したことに感謝したい」と日中友好を強調した。
四川大地震の物資輸送をめぐっては、航空自衛隊のC130輸送機の派遣が一時検討され、中国国内の反発などを理由に見送られたが今回は要請に基づかない見舞品として、さざなみが運んだ毛布約三百枚や非常用食料約二千六百食などが中国側に渡された。
さざなみには約二百四十人が乗り組み、二十八日までの滞在中、自衛隊と中国軍の幹部らが相手の艦艇を相互に訪問する。ただ、市中心部で予定されていた自衛隊の音楽隊による演奏会は、中国側が「安全上の理由」があるなどと指摘したため中止になった。二十八日のさざなみ出港時には、日中間で手旗信号などを使った通信訓練も行う。
写真 24日、日本と中国両国旗の出迎えを受け着岸する海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」 (共同)
クリック
日中防衛交流
日中両国の防衛当局による首脳会談や幹部クラスの協議、部隊間の交流を指す。2000年に森喜朗首相と朱鎔基首相が艦船の相互訪問の早期実現で一致。しかし02年4月に小泉純一郎首相が靖国神社を参拝し、中国側が直後に予定されていた中国艦船の訪日中止を通告、凍結状態に。小泉首相の退陣後の07年8月の日中防衛相会談で再合意し、同11月、中国軍艦艇として戦後初めてミサイル駆逐艦「深圳」が東京・晴海埠頭(ふとう)に入港した。海上自衛隊護衛艦「さざなみ」はことし6月3日に訪中予定だったが、四川大地震の影響でずれ込んだ。
>旧日本軍の「旭日旗」と同じデザインの海自艦旗は、多くの中国人にとって過去の戦争を思い起こさせる「侵略」と「屈辱」のシンボル。
多くの中国人は朝日新聞の社旗を見ても過去の戦争を思い起こさないんだろうか。
比べてみると、よく似ていますね(棒読み)。
旭日旗 朝日新聞社旗

新聞1:揶揄看板
旭日旗(WIKIPEDIA)
>良心のない日本人に対する恨みが解けることはあり得ない
これが大部分の中国人の本質なんだろうな。
良心のある中国人がどれだけいるのか知りたいもんだが。
※ 「中国新聞の記事を論評するブログ」は筆者が政治、社会現象を批評するブログです。中国人を中傷する意図は全くありません。
「何を口実にしようとも、日本軍が中国の土を踏むことに強烈に反対する」「複雑な心境だ。良心のない日本人に対する恨みが解けることはあり得ない」。さざなみ到着後、「新浪網」掲示板など中国国内のサイトは、自衛艦の入港に反対する書き込みであふれた。
埠頭でさざなみを出迎えたのは、地元政府関係者ら数十人だけ。市内には歓迎を表す横断幕も見当たらず、当局も国民の反発に相当、神経質になっている様子だ。
日中関係筋によると、中国国防省当局者は突然、二十六、二十七両日に湛江市中心部で予定していた海上自衛隊・呉音楽隊による演奏会の中止を「安全上の理由から」日本側に要請してきた。
「自衛隊員といっても、市民から見れば『日本軍人』。問題が起きれば、インターネットを通じて全国的な反日世論を誘発しかねない。慎重になるのは当然だ」。日中関係研究者の一人は当局をかばった。
一方、自衛隊は音楽隊に無駄足を踏ませるわけにいかず、さざなみの一般公開時に軍港内で演奏することに。さらに住民とのトラブルを避けるため、入港後の自由行動時も単独行動は慎み、制服を着用するよう隊員に指示。外出時は用意したシャトルバスに乗ることも決めた。
これに対して、さざなみを受け入れた胡指導部には、中国脅威論を背景にした欧米の対中けん制をかわし、国内で深刻化している環境問題などで日本の協力を引き出すためにも、対日関係改善は必要との戦略的判断があったとされる。「親中派とされる福田康夫首相の在任中に懸案の日中関係を前進させたい」(日中関係筋)との狙いがあるのは明らかだ。
日中関係の中で遅れているのが防衛交流。指導部の意向を受けた国内メディアは「既に大国になったのだから、中国人は自信を持って自衛艦入港を見守るべきだ」(環球時報・電子版)と、冷静な対応を国民に繰り返し呼び掛けている。
しかし、東シナ海ガス田問題について日本と共同開発で合意した中国政府の姿勢を「弱腰」と非難した反日・愛国主義的論調の勢いに陰りは見えず、胡指導部が今後対応に苦慮するのは確実だ。
写真 護衛艦「さざなみ」から四川大地震の支援物資を降ろす隊員=中国広東省湛江市 (共同)
中国新聞 2008年6月25日付 1面
呉海自艦が中国到着
「さざなみ」 地震見舞品も運搬
呉の海自艦が初訪中 大地震の見舞品も運搬 (ネット簡略版)
(紙面版)
【湛江(中国広東省)24日共同=渡辺靖仁】呉市の海上自衛隊呉基地所属の護衛艦「さざなみ」(四六五○トン、指揮官・徳丸伸一海将補)が二十四日、中国広東省湛江市に到着した。昨年十一月に中国海軍のミサイル駆逐艦が初来日したのを受けた日中防衛交流の一環で、自衛隊の艦艇として初の訪中。四川大地震被災者への見舞品も中国側に渡され、自衛隊による初の支援物資輸送となった。
日中防衛交流が新たな段階に入ることを意味するが、歴史問題から中国国内には自衛艦の受け入れ反対論もくすぶり、日中双方が中国国内の世論に神経をとがらせる中で訪問を実現させた。
入港歓迎の行事は一般の市民が入れない軍港の中で行われ、宮本雄二駐中国大使が「(自衛隊の艦艇が)中国に第一歩を示したことは画期的で歴史的」とあいさつ。中国海軍南海艦隊の蘇士亮司令員は記者団に「(四川大地震で)日本政府が初めて救助隊と医療チームを被災地に派遣したことに感謝したい」と日中友好を強調した。
四川大地震の物資輸送をめぐっては、航空自衛隊のC130輸送機の派遣が一時検討され、中国国内の反発などを理由に見送られたが今回は要請に基づかない見舞品として、さざなみが運んだ毛布約三百枚や非常用食料約二千六百食などが中国側に渡された。
さざなみには約二百四十人が乗り組み、二十八日までの滞在中、自衛隊と中国軍の幹部らが相手の艦艇を相互に訪問する。ただ、市中心部で予定されていた自衛隊の音楽隊による演奏会は、中国側が「安全上の理由」があるなどと指摘したため中止になった。二十八日のさざなみ出港時には、日中間で手旗信号などを使った通信訓練も行う。
写真 24日、日本と中国両国旗の出迎えを受け着岸する海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」 (共同)
クリック
日中防衛交流
日中両国の防衛当局による首脳会談や幹部クラスの協議、部隊間の交流を指す。2000年に森喜朗首相と朱鎔基首相が艦船の相互訪問の早期実現で一致。しかし02年4月に小泉純一郎首相が靖国神社を参拝し、中国側が直後に予定されていた中国艦船の訪日中止を通告、凍結状態に。小泉首相の退陣後の07年8月の日中防衛相会談で再合意し、同11月、中国軍艦艇として戦後初めてミサイル駆逐艦「深圳」が東京・晴海埠頭(ふとう)に入港した。海上自衛隊護衛艦「さざなみ」はことし6月3日に訪中予定だったが、四川大地震の影響でずれ込んだ。
>旧日本軍の「旭日旗」と同じデザインの海自艦旗は、多くの中国人にとって過去の戦争を思い起こさせる「侵略」と「屈辱」のシンボル。
多くの中国人は朝日新聞の社旗を見ても過去の戦争を思い起こさないんだろうか。
比べてみると、よく似ていますね(棒読み)。
旭日旗 朝日新聞社旗

新聞1:揶揄看板
旭日旗(WIKIPEDIA)
>良心のない日本人に対する恨みが解けることはあり得ない
これが大部分の中国人の本質なんだろうな。
良心のある中国人がどれだけいるのか知りたいもんだが。
※ 「中国新聞の記事を論評するブログ」は筆者が政治、社会現象を批評するブログです。中国人を中傷する意図は全くありません。


こんにちは。中国は一枚岩で動く軍事大国との意識を持つ日本の一般の人々の脅威の念とは裏腹に中国は、先月の自衛隊機派遣の中国側の不手際といい、最近の中国の駆逐艦の日本訪問時や日本の自衛艦の中国訪問時にみせた傍若無人ぶりから、中国内部の分裂ぶりを世界に鮮明に晒すことになりました。これによって、中国中央政府は昔からリスク管理ができず、これからも出来ないことが明らかになりました。特に短時間で意思決定ができないという、軍隊運用上の致命的な欠陥があることが明らかになりました。おそらく、人民解放軍は地域紛争などは弾圧できるでしょうが、大国とのまともな戦争になった場合、意思決定に時間がかかりすぎて、太刀打ちできないと思います。それどころか、中国分裂を加速させる遠因ともなっていると思われます。ここに述べると長くなってしまいますので、詳細は私のブログを是非ご覧になってください。