中国新聞の記事を論評するブログ

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中国新聞 2012年8月25日付 文化(13面) ネット上のソースなし

緑地帯 森山 光良
図書館でつながろう (1)
 夏休みは、子どもや大人で図書館がもっとも活気あふれる時期である。学びの場、娯楽の場など、使い方は人によって異なる。そうした数ある機能の中で、土台にあるのは憲法21条に由来する、知る権利の保障である。図書館は誰にでも無料で開かれている。拘置所に収監された方からの複写依頼に対応することもある。近くの図書館に読みたい本がなくても、他の図書館から取り寄せることもできる。さらにこの権利が安心して行使されるように、図書館は返却された本の貸し出し履歴を消去し、誰がどんな本を読んでいるかという秘密を守る。
 一方「こんな偏った本は図書館に置くべきでない、今すぐ廃棄せよ」という趣旨の抗議が寄せられることがある。しかし、良書、悪書を分ける価値観は時代によって変化する。つい、67年前の終戦、さらにその77年前の明治維新は変化の典型である。いったん廃棄すれば元には戻せない。図書館は人権、プライバシーの侵害等に当たらない限り、一時代の評価で本を廃棄することはしない。多様な価値観を持った利用者の要求に堪え得るようにするという意味合いでも、知る権利の保障をする。
 規模の大小は違っても、図書館は利用、収集等の基準をそれぞれ設け、中立的な運営を行う。本を評価するのは、あくまで利用者である。以上のような性格を持つことから、図書館は民主主義の知の砦ともいわれる。 (もりやま・みつよし 認定司書・岡山県立図書館サービス第二課長=岡山市)

中国新聞 2012年9月5日付 文化(10面) ネット上のソースなし

緑地帯 森山 光良
図書館でつながろう (8)

 東日本大震災が起こった直後から、私の勤務する図書館では義援金募金箱を設置し、これまでに約33万円が集まった。印象深いのは最近の半年で約10万円集まったことである。累計金額と約1年5カ月間続く取り組みであることも考慮すると、現在まで比較的安定した金額推移であることが確認できる。換言すれば、今も震災の記憶は人の心から風化していないということである。小口現金の積み重ねにすぎないかもしれないが、陰ながらできることをして役立ちたいと思う人が減っていない事実に勇気づけられる。
 図書館にできることは何か。長期的には今回の震災の記録や出版物を可能な限り集め、保存して後世に残すことに尽きる。今回の震災は869年の貞観地震の再来であるとよくいわれ、昔の記録が引っ張り出されるようになった。その大部分は今の事態に役立つと思って書いたとは思えない日誌の類いが多いが、結果的に研究のよりどころとなった。
 その際、震災より恐ろしいのは、一時代の評価によって貴重な資料が廃棄されることである。先日もネットの生中継で図書館改革を唱えるある市長さんが、古い新聞なんか誰も読まないんだから捨てればいい、と平然と述べておられた。今後の図書館運営の難しさを暗示するようで悩みは尽きないが、震災にしても人災にしてもそれぞれの立場で立ち向かっていく必要がある。険しい道は続くが、いま一度気を取り直して、がんばろう日本! (認定司書・岡山県立図書館サービス第二課長=岡山市) =おわり



>図書館は人権、プライバシーの侵害等に当たらない限り、一時代の評価で本を廃棄することはしない。多様な価値観を持った利用者の要求に堪え得るようにするという意味合いでも、知る権利の保障をする。

土橋悦子という船橋市立図書館の司書が、自分の政治思想に合わない蔵書107冊を、廃棄基準に該当しないにもかかわらず廃棄した件はご存じないようで。
こいつにとっては、一個人の評価で本を廃棄するのはいいのかな。
船橋市西図書館蔵書破棄事件(WIKIPEDIA)


>図書館は利用、収集等の基準をそれぞれ設け、中立的な運営を行う。

船橋市立図書館は、土橋悦子が描いた絵本「ぬい針だんなとまち針おくさん」を計35冊も購入し、土橋が翻訳した絵本も計32冊も所蔵してるけど、これは中立的な運営になるのか。
あんた何様?日記 焚書の次は横領?焚きだし悦子ちゃんはやりたい放題。


>先日もネットの生中継で図書館改革を唱えるある市長さんが、古い新聞なんか誰も読まないんだから捨てればいい、と平然と述べておられた。

おそらく橋下徹大阪市長のことを言ってるんだろうけど、実際には廃棄していないことに対してけなす癖に、実際に蔵書を廃棄した司書を批判しないとはお優しいことで。

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