FC2ブログ

中国新聞の記事を論評するブログ

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
中国新聞 2013年5月23日付 社会(31面)

原爆投下は「神の懲罰」
韓国紙が日本批判
コラム掲載

原爆投下は「神の懲罰」 韓国紙、日本批判で暴走
 【ソウル共同】韓国紙、中央日報が、安倍晋三首相らの歴史認識を批判しながら、広島と長崎への原爆投下を「神の懲罰」と主張し「日本への“仕置き”が足りないと判断するのも神の自由だ」などと、非戦闘員の大量殺りくを肯定するかのようなコラムを掲載したことが22日分かった。
 在韓国日本大使館は同日、同紙に遺憾の意を伝えた。コラムは論説委員が執筆。安倍氏や橋下徹大阪市長の発言への反発が暴走した形だが、同紙は「社の意見ではない」と弁解したという。
 コラムは20日付で掲載。安倍首相が航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)で操縦席に座った練習機の機体番号が、細菌兵器の人体実験を行ったとされる旧関東軍の部隊名と同じ「731」だったことを、「人類の理性と良心に対する人体実験だ」と非難している。
 その中で、原爆投下は人体実験の犠牲者らの「復讐(ふくしゅう)」で、神の懲罰でもあると独自の論理を展開。ナチス・ドイツも第2次大戦末期にドレスデン空襲という「ユダヤ人の復讐」を受け、約25年後に当時の西ドイツ首相が反省を示したが、日本は違うと主張した。
 韓国では、原爆投下は植民地支配を終わらせたとの肯定的な見解も多いが、在韓被爆者らは抗議している。

中国新聞 2013年5月24日付 内政・総合(3面)

原爆投下「神の懲罰」
ヒロシマ 怒りの声
松井市長「読むに堪えぬ」

原爆投下「神の懲罰」 ヒロシマ 怒りの声 松井市長「読むに堪えぬ」 (ヒロシマ平和メディアセンター)

 広島、長崎への原爆投下を「神の懲罰」と主張した韓国紙、中央日報のコラムに対し、広島市の被爆者や松井一実市長は23日、怒りの声を上げ、歴史認識をめぐって先鋭化する言葉の応酬を嘆いた。
 松井市長は「読むに堪えない」と厳しく批判し、「被爆者や核兵器をなくそうとする日韓の国民の思いを傷つけるのはやめてほしい」と訴えた。
 中央日報は、原爆投下を「日本への仕置きが足りないと判断するのも神の自由だ」とも記した。広島県被団協の坪井直理事長(88)は非戦闘員の大量殺りくを肯定するような論調を疑問視し、「こういう考えを乗り越えない限り恒久平和は実現できない」と強調した。
 もう一つの県被団協(金子一士理事長)の吉岡幸雄副理事長(83)は、戦争責任への日本側の姿勢に言及。安倍晋三首相や日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の言動に触れ、「歴史を顧みない発言をするから泥仕合になる」と語った。
 韓国原爆被害者対策特別委員会の丁基和(チョンキファ)事務局長(54)は「日本の歴史認識を改めさせようとするコラムの趣旨は分かる」としつつ、「罪もない市民が犠牲になっていいはずない」と批判。広島県朝鮮人被爆者協議会の李実根(リシルグン)会長(83)も「植民地支配の歴史と原爆投下を一緒に考えるのはおかしい」と話した。 (岡田浩平、田中美千子)

写真 中央日報のコラムを厳しく批判する松井市長

中国新聞 2013年5月24日付 内政・総合(3面)

「浅はかさ露呈」
韓国の被爆者

韓国紙 原爆投下「神の懲罰」 「浅はかさ露呈」韓国の被爆者 (ヒロシマ平和メディアセンター)

 韓国に住む被爆者でつくる韓国原爆被害者協会名誉会長の郭貴勲(カクキフン)さん(88)=京畿道=は23日、中央日報のコラムを「読者の関心を引こうとする韓国の一部メディアの浅はかさを示すとんでもないコラムだ」と批判した。
 郭さんは「数万人の韓国・朝鮮人が被爆し、今も日本の被爆者と同じ援護を受けられない。私たちは裁判でも日本の政治家たちの歴史認識も厳しく問うてきたが、あのコラムは同胞が犠牲になったことすら知らない。歴史の無知をさらけだしている」と語った。

中国新聞 2013年5月24日付 内政・総合(3面)

官房長官「不見識」と非難

韓国紙 原爆投下「神の懲罰」 官房長官「不見識」と非難 (ヒロシマ平和メディアセンター)

 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、韓国紙、中央日報が掲載した、広島と長崎への原爆投下を「神の懲罰」などとしたコラムを「誠に不見識だ」と非難した。安倍晋三首相の国会答弁が発端となって歴史認識問題が再燃する中、日韓両国民に冷静な対応を呼び掛けた。
 菅氏は「わが国は唯一の被爆国。原爆に関するこうした認識を断じて容認することはできない」と強調した。
 コラムは、首相が航空自衛隊松島基地で操縦席に座った練習機の機体番号が「731」だったことを、細菌兵器の人体実験をしたとされる旧関東軍の部隊と関連付け、原爆投下は人体実験の犠牲者たちの「復讐」などと主張した。
 菅氏は、在韓国日本大使館が22日に同紙へ抗議したことを明らかにした上で、「日韓両国民が冷静に対応していくことが重要だ」と述べた。 (城戸収)

中国新聞 2013年5月25日付 広場(7面) ネット上のソースなし

「原爆は懲罰」許せぬ
主婦 新尺 りえ 37歳

 「原爆投下は神の懲罰」。もはや修復不可能かもしれない。そう感じずにはいられない言葉だ。
 韓国紙がコラムで、原爆投下は神の仕置きであり、アジア人の復讐である、と主張したそうだ。
 安倍晋三首相が、旧日本軍で細菌兵器を実験したという「731部隊」を連想させる機体番号の自衛隊機に試乗したこと。また、橋下徹大阪市長の従軍慰安婦発言などで、積もり積もった反発心が爆発して、過激な言葉となったのであろう。
 しかし執筆者は、言論の重要性を熟知している論説委員である。自ら先陣を切って、国民の反日感情をあおってどうするのか。
 原爆投下で犠牲になった人の多くは、何の罪もない一般市民だ。そして、いまだに後遺症で苦しんでいる人もたくさんいる。そんなむごい原爆を、戦争を、肯定する意見は許せない。
 せっかく韓流ブームの影響で、親近感が湧き、身近な国だと思いつつあったのに。また近くて遠い国となってしまうのだろうか。 (福山市)




この件に関する中国新聞の紙面での扱いを、時系列にまとめてみた。
普段から原爆などについてうるさく語っている中国新聞が、この件に関する社としての見解を完全にスルーしているのが不思議ですね(棒読み)。

中央日報(韓国紙)が5月20日付の紙面で「原爆投下は神の懲罰」という内容のコラムを掲載。

中国新聞が5月23日付の紙面で、コラムに関する共同配信記事を掲載。

中国新聞が5月24日付の紙面で、被爆者団体、広島市長、官房長官のコメントを掲載。

中国新聞の5月25日付紙面の投稿欄に、韓国紙のコラムを批判する内容の投稿が掲載。

中国新聞は5月27日時点でも、社説、天風録、論評記事などでは、この件には触れていない。



>コラムは論説委員が執筆。安倍氏や橋下徹大阪市長の発言への反発が暴走した形だが、同紙は「社の意見ではない」と弁解したという。

「論説委員が執筆し、掲載したものが社の意見ではない」なんてトンデモなことを主張するとは、新聞社として恥ずかしくないのかな。
韓国だと「暴走」で済むんだから、共同通信もお優しいことで。


>広島県被団協の坪井直理事長(88)
>もう一つの県被団協(金子一士理事長)の吉岡幸雄副理事長(83)

この件で、お得意の30分間の座り込みはしないのかな。


>「歴史を顧みない発言をするから泥仕合になる」と語った。

何があっても、日本批判を忘れないのはさすがですね。


>「日本の歴史認識を改めさせようとするコラムの趣旨は分かる」

そもそも韓国にまともな歴史認識なんかないだろ。


>安倍晋三首相の国会答弁が発端となって歴史認識問題が再燃する中
>安倍晋三首相が、旧日本軍で細菌兵器を実験したという「731部隊」を連想させる機体番号の自衛隊機に試乗したこと。また、橋下徹大阪市長の従軍慰安婦発言などで、積もり積もった反発心が爆発して、過激な言葉となったのであろう。

はいはい、日本が悪いね。


>自ら先陣を切って、国民の反日感情をあおってどうするのか。

一体いつから、韓国のメディアが反日感情をあおっていなかったと錯覚していた。


>せっかく韓流ブームの影響で、親近感が湧き、身近な国だと思いつつあったのに。また近くて遠い国となってしまうのだろうか。

「韓流ブーム」って、いつの話だよ。
韓国に対する認識が甘すぎだな。
最近の事例でも、李明博元大統領の竹島への不法上陸や天皇陛下への侮辱発言、日本から盗んだ仏像を返さなかったり、靖国神社を放火した容疑者を引き渡さなかったりと、報道されているだけでも簡単に親近感なんか吹っ飛ぶようなことばかりだと思うがなあ。




新尺りえの過去の投稿集。
「根拠はないが、1千億円の寄付は集まる」 (当ブログ過去エントリー)
「1度だけ」 その言葉が命取り (当ブログ過去エントリー)
「脱原発」を訴えている人間にどれだけの覚悟があるのか (当ブログ過去エントリー)


最後に、今は削除されているコラムの全文。

【時視各角】安倍、丸太の復讐を忘れたか(1) (中央日報:WEB魚拓)
【時視各角】安倍、丸太の復讐を忘れたか(2) (中央日報:WEB魚拓)

2013年05月20日08時52分

神は人間の手を借りて人間の悪行を懲罰したりする。最も苛酷な刑罰が大規模空襲だ。歴史には代表的な神の懲罰が2つある。第2次世界大戦が終結に向かった1945年2月、ドイツのドレスデンが火に焼けた。6カ月後に日本の広島と長崎に原子爆弾が落ちた。

これらの爆撃は神の懲罰であり人間の復讐だった。ドレスデンはナチに虐殺されたユダヤ人の復讐だった。広島と長崎は日本の軍国主義の犠牲になったアジア人の復讐だった。特に731部隊の生体実験に動員された丸太の復讐であった。同じ復讐だったが結果は違う。ドイツは精神を変え新しい国に生まれた。だが、日本はまともに変わらずにいる。

2006年に私はポーランドのアウシュビッツ収容所遺跡を訪問したことがある。ここでユダヤ人100万人余りがガス室で処刑された。どれもがぞっとしたが、最も衝撃的な記憶が2つある。ひとつはガス室壁面に残された爪跡だ。毒ガスが広がるとユダヤ人は家族の名前を呼んで死んでいった。苦痛の中で彼らは爪でセメントの壁をかいた。

もうひとつは刑罰房だ。やっとひとり程度が横になれる部屋に4~5人を閉じ込めた。ユダヤ人は互いに顔を見つめながら立ち続け死んでいった。彼らは爪で壁面に字を刻みつけた。最も多い単語が「god」(神)だ。

ナチとヒットラーの悪行が絶頂に達した時、英国と米国はドレスデン空襲を決めた。軍需工場があったがドレスデンは基本的に文化・芸術都市だった。ルネッサンス以後の自由奔放なバロック建築美術が花を咲かせたところだ。3日間に爆撃機5000機が爆弾60万個を投下した。炎と暴風が都市を飲み込んだ。市民は火に焼けた。大人は子ども、子どもはひよこのように縮んだ。合わせて3万5000人が死んだ。

満州のハルビンには731部隊の遺跡がある。博物館には生体実験の場面が再現されている。実験対象は丸太と呼ばれた。真空の中でからだがよじれ、細菌注射を打たれて徐々に、縛られたまま爆弾で粉々になり丸太は死んでいった。少なくとも3000人が実験に動員された。中国・ロシア・モンゴル・韓国人だった。

丸太の悲鳴が天に届いたのか。45年8月に原子爆弾の爆風が広島と長崎を襲った。ガス室のユダヤ人のように、丸太のように、刀で頭を切られた南京の中国人のように、日本人も苦痛の中で死んでいった。放射能被爆まで合わせれば20万人余りが死んだ。

神の懲罰は国を改造して歴史を変えた。ドレスデン空襲から25年後、西ドイツのブラント首相はポーランドのユダヤ人追悼碑の前でひざまずいた。しとしと雨が降る日だった。その後ドイツの大統領と首相は機会があるたびに謝罪し許しを請うた。過去に対する追跡はいまでも続いている。ドイツ検察は最近アウシュビッツで刑務官を務めた90歳の男性を逮捕した。

ところが日本は違う。ある指導者は侵略の歴史を否定し妄言でアジアの傷をうずかせる。新世代の政治の主役という人が慰安婦は必要なものだと堂々と話す。安倍は笑いながら731という数字が書かれた訓練機に乗った。その数字にどれだけ多くの血と涙があるのか彼はわからないのか。安倍の言動は人類の理性と良心に対する生体実験だ。いまや最初から人類が丸太になってしまった。

安倍はいま幻覚に陥ったようだ。円安による好況と一部極右の熱気に目をふさがれ自身と日本が進むべき道を見られずにいる。自身の短い知識で人類の長く深い知性に挑戦することができると勘違いしている。

彼の行動は彼の自由だ。だが、神にも自由がある。丸太の寃魂がまだ解けていなかったと、それで日本に対する懲罰が足りないと判断するのも神の自由だろう。

キム・ジン論説委員・政治専門記者

コメント
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://nanashiotoko.blog75.fc2.com/tb.php/869-1e1024ca
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。